ヨキミセサカエル - ヨキミセサカエル
~ 何色にも染まるたおやかさ 染まらない凛凛しさ ~

ヨキミセサカエル

Photo:¡Nube Voladora! ------☁ By:Hersson Piratoba
Photo:¡Nube Voladora! ------☁ By Hersson Piratoba



ライフワーク『フィナンシャルチーム きんとうん☁』が産まれるまでの物語。



                    *



社会人になった18歳。

就職氷河期まっただなかによのなかへと漕ぎ出し
幾多の洗礼のような荒波をかぶるなかでぼくは

先行きがどれほど不安であっても生きていけるようにと
一秒でも早くじぶんに不向きな勤め人を辞めるためにと

お給料での生活を倹約し
投資用のまとまった資金(=種銭)を貯め

それを元手にアーリーリタイアのための経済的基盤を創る株式投資を始めました。



投資の手法を併用したり組み合わせることはご法度と言われますが

ぼくは自身の強みを活かせる
(強み:単純なことの繰り返しでも飽きずにひたすら精度を上げることが出来る)

『ボックス相場』や
http://shikiho.jp/tk/news/articles/0/24463

後に出逢う鈴木一之(すずき かずゆき)さんのご著書
『きっちりコツコツ株で稼ぐ 中期投資のすすめ』
http://news.mynavi.jp/series/shugyoku/009/

これら『稼ぐ・儲ける』の直球の投資に

『履かないブーツ』
http://ippunkan.blog.fc2.com/blog-entry-362.html

『性欲』を強力なダブルエンジンとして
http://ippunkan.blog.fc2.com/blog-category-35.html

お金を貪欲に取りに行きました。



『正社員で家族を養ってこそ男であり一人前だ』
と考えていた両親の期待に反して出来が悪く

職住近接がいいから
通勤は歩きか自転車で10分~15分くらいが限界

痴漢に間違われたくないし
密着度が高くて暑苦しいから満員電車は嫌

スーツはめんどくさいから着たくない
それも夏に長袖なんて生理機能に反しているのに
ビジネスマナーだとか思考停止じゃないの?

どこの国を真似たんだかカラッとした気候の国ならまだしも
高温多湿の日本で健康害してまで長袖着るなんて狂っている

誰が決めたのか知らないけれど
一日8時間労働なんて体力的にも精神的にも無理・長過ぎる

週5日勤務なんて多過ぎる
残業3時間なんて吐き気がする
残業しないと生活出来ないなんてあり得ない

体調崩すし寿命縮まるから
交代制勤務とか夜勤なんて嫌

雨の日は事故の後遺症でだるいから働きたくない
暑い日なんて熱中症になってまで働くもんじゃない

腰が痛いから立ち仕事も力仕事も無理
じぶんが働かないとお金を稼げないなんて嫌だのなんだの言っていて

仕事をアーリーリタイアの手段って割り切っているぼくからしたら

自己実現とか人間性磨くとか
社会貢献とか出世欲とか縁遠い話でしたし

新年会とか忘年会とか
歓迎会とか社員旅行とかも鬱陶しいだけでした。



とにかく集団生活が苦手だし
コミュニケーション音痴で人間関係に躓きまくるし

仕事の覚えも悪いし
相手や会社が求めるレベルに達することが出来なくて
一部続いた仕事もあるにはありましたが最短では午前中に

『給料泥棒』
『足手まとい』
『でくのぼう』
『居ても居なくても一緒だな』
『ケツ拭く紙にもならん』
『産まれてきてすいませんだろ、おまえ』

などと言いたい放題言われてクビになってばかり。

仕事はやる気があっても長続きせず
勤め人にはホント向いていないなとつくづく思っていたので

なんとか勤め人が続けられるうちに
その恩恵を最大限活かして
アーリーリタイア出来る資産をつくってさっさと引退したいと

じぶんのことしか考えていませんでした。



『稼ぐ・儲ける』投資は
しんどい現実から命尽きるまで逃げ切るための
ぼくに残された最後のジャパニーズドリームでした。



そんなぼくが
アーリーリタイアのための経済的基盤が整ったこともありましたが

『稼ぐ・儲ける』投資を手仕舞いし
『応援の投資(=本格的な長期投資)』へとおおきく舵を切ることとなったのは

三原淳雄(みはら あつお)さんのご著書

お金持ちになるためのバフェット入門
世界No.1投資家のシンプルな儲け方

この本の最初にある『はじめに』を
ウォーレン・バフェットさんに心酔する友人が

『おまえもバフェットを知れ』

見せてくれたことがきっかけでした。



                    *




低成長の時代になっても、価値を高めていく会社は必ずあります。それらの会社の一部を株式というかたちで所有することによって、人生を豊かにできるかもしれません。

たとえば、子どものオーケストラを結成したい、慈善事業をしたい、美術館をつくりたいといった素晴らしい夢を持っているなら、お金がないからといって諦めてしまうのではなく、株式市場にその夢を託すという方法があります。

                    *

バフェットの考え方は、まずはじめに夢ありきで、それを実現するために株式市場があるというもの。株式市場を利用してお金を儲けるというよりも、株式市場に自分の夢を託しています。




                    *



以前ぼくは『はたらくこと』について
こんな想いを綴っていたことがありました。



                    *



食品を扱う会社の面接に
出かけたことがある。

仕事は
倉庫内での商品入出荷だ。



ぼく以外に
5人の方がいて

定刻になると
合計6名での説明会がはじまった。



物流現場責任者
人事担当者

ふたりの面接官がそれぞれ

仕事内容
就業条件などを説明してくださり

求人誌には書かれていなかった

時給アップを含むリーダー職への登用や
月給制の社員登用にまで話が及んだ。



当初の条件は

時給850円
アルバイト雇用だったこともあり

みんな色めいた。



その後

同僚となるみなさんが働いている
おおきな物流倉庫を見て回り

実際の仕事のイメージをつかんだあと
個別の面接がはじまった。



ぼくの前には
4人の方が面接に臨んだが

いずれも採否の結論は保留となり
みなさん帰宅していった。



「連絡は1週間後」

と話しているのが聴こえたから

「即決はないだろう」

そう思っていた。



ところが
ぼくの面接がはじまり

志望動機
職歴などを話し

若干のやりとりを終えると

「で、どうする?」

と聴かれた。



どうする・・・?
・・・と言いますと。

うちで働く?
それとも、他どこか受けてるんだっけ?



即決だった。



なかなか仕事が決まらず
焦っていたぼくは

「よろしくお願いします」

頭を下げていた。



その後
ぼくのあとに面接を受けた方も即決となり

入社手続きの書類を受け取るため
物流現場の事務所へと案内された。



ところが
事務所へ着くやいなや

物流現場責任者の方の態度が
がらりと変わった。



「もうこっちの人」ということなのか
高圧的だった。



研修期間中(1週間)時給800円っていうの
さっき話したとおり。

その間に少なくともさぁ
オレの七掛けでやってよね。

指示書(商品名と出荷数が書かれたもの)
あれも、20分でやってもらって当たり前。

じゃなきゃ
時給800円(最低時給)払うのももったいない。



倉庫をみせていただいたときに

現場責任者の方が
実際に仕事をしてみせてくれたのだが

それはそれは正確無比で
ものすごいスピードだった。



「あのスピードの七掛け?・・・」



あまりの豹変ぶりと
できるという傲慢さに

もうひとりの人と
顔を合わせて絶句した。



人事担当者さんが
書類を持ってくるのを待つ間

事務所前で働く方の
右往左往する様子が眼に入った。



おおきな倉庫だ。

どこにどの商品があるのか
まだ把握していない感じだった。

新しく入った
アルバイトさんなのだろう。

きびきびした動きではなかったのが
気にさわったのか


きょろきょろするな。

わかなんかったらさっさと聞けよ。
時間がもったいないだろ!

それじゃない!
いくつ持ってくつもり?

指示書になんて書いてあるんですか?って聞いてるの。


商品のピッキングミスへの叱責も
容赦なかった。

あまりの鬼の形相に
震えあがった。



仕事に厳しさが求められるのはわかる。
そこに、時給がいくらかなんて関係ない。

ただ

誰だって、最初は未経験だ。
誰だって、最初は初心者だ。
誰だって、最初はアマチュアだ。

その言葉に甘えるつもりはないけれど
こう言いたくなるのをぐっとこらえた。



あなたはここに入社してわずか1週間で
今のように仕事ができたんですか?



「あの人と仕事をすることになるのか」
やっていく自信は吹き飛んだ。



冷静に考えて

入社しても
仕事にはついていけないだろう。

それならば

採用が空振りに終わって
ご迷惑をおかけする前に・・・

と思ったが

その場ではとても言える空気ではなく
一旦持ち帰ったあと

その日のうちに

「もっとふさわしい方に」

内定辞退を申し出た。



そのときに思った。



どれほど社歴が長くなろうとも
どれほど経験を積もうとも
どれほど仕事ができるようになろうとも

自分が初日を迎えたときの
右も左もわからない不安な気持ちを忘れず

経験値の高い今のレベルから偉そうに語ったり
相手に自分と同じレベルを求めるようなまねはしないと。



「できて当たり前」

それは

自分の能力を過信し
相手を見下すだけの

精神的暴力でしかない。



その後
別の職場で仕事を教える立場になったが

新人さんから
何度同じ質問をされようとも

毎回丁寧に教えている。

どれだけ仕事を覚えるのが遅くても

覚えるまで
じっくり待つようにしている。

見守るようにしている。



人それぞれに自分のペースがある。
この想いを忘れずにいたい。



                    *



『はたらく』ってなんなのでしょう。
会社を支えるものってなんなのでしょう。

ぼくは『人ありき』だと思いましたし
今もこの想いは変わっていません。

人が去っていく。
『人財』などとは口先ばかりで。

それは会社にとって
損失以外の何物でもないと思っています。



今までの勤め人人生を振り返ると

指導や能力不足にかこつけたパワーハラスメントやいじめや暴力などなど
酷い目に遭ったことは枚挙に遑がありませんでした。

大手書店勤務時代のお客様からの面罵
http://ippunkan.blog.fc2.com/blog-entry-54.html

外資系ファストファッションでのお客様(とは呼べないヤクザみたいな人)からの面罵
http://ippunkan.blog.fc2.com/blog-entry-38.html

このふたつの出来事はこころに深い傷痕を残しました。



これら意識的に行われている精神的暴力やフォローしてくれない同僚・上司は
意識的にしているからこそまだ改善・対処の余地があるのですが

『できて当たり前』という精神的暴力は
無意識で行われているが故に質が悪いもの。

潰しているという自覚などないままに人を潰します。



(とんでもなく優秀な人だけが集まる会社が続くでしょうか?)
(そうではないところが実に愛嬌のある現実です)



そんな無意識下の精神的暴力を変革し
『人ありき』の会社へと変えていくには?

出世する。
自ら理想とする会社をつくる。

いずれも低スペックのぼくには到底出来ません。



そんなときバフェットさんの考えかたが
こころの重心にあることに気が付きました。



『夢を託す』です。



ライフワークのひとつ

サンキューレター・ファンレターで はたらくひと・お店・会社を応援 * Goodo *
http://ippunkan.blog.fc2.com/blog-entry-16.html

ここで応援しているような心の温度が上がる会社を

『なんかいいなぁ』を唯一の選定基準とする投資(株式に限らない)でも
応援していったらどうだろうかと。



物(=商品購入・来店消費して応援)
心(=手紙・『なんかいいなぁ』の長期応援投資)
両面で。



                    *



社会人になった18歳。

就職氷河期まっただなかによのなかへと漕ぎ出し
幾多の洗礼のような荒波をかぶるなかで味わった
屈辱的な扱いを平然と行う会社ではなく

人を大切にし
夢浪漫
ときめき
ドキドキ
わくわく

を感じられるロマンティックな会社を応援することで

屈辱的な扱いを平然とすることよりも
『できて当たり前』という精神的暴力を振りかざすよりも
はたらくひとを大切にしていった方が

『なんだ、このほうがもっとお金儲かるじゃないか』
『はたらくひともよのなかもなんかいい感じじゃないか』
『なんかこっちのほうがいいよね』

ブラック企業根絶と声高に叫ぶよりも

無意識下の精神的暴力を変革し
『人ありき』の会社に変えていくために自ら理想とする会社をつくるよりも

そんなふうに彼ら自身がいい会社を見て

思い
変わっていく。



よのなかも変わっていく。



そんな生きかたもいいなと思った。
『受け身で居るのになぜかすべてがうまくいく』
そんなぼくの生きかたにも合っているなと思った。



                    *



空を自由に飛べる雲『きんとうん(=觔斗雲)』は
TVアニメ『ドラゴンボール』では
『清い心を持った者でなければ乗ることが出来ない』と言われていました。



そこにあやかり

ヨキミセサカエル(=良き店栄える)
http://yokimise.com/yokimise.html

今一度商売の原点に立ち返ること。

遙かなる善き未来まで
人に恵まれて続く会社であれと願うこころ。

いずれにもびゅ~んと飛んでいける姿を重ねたこと。



『きん(=お金)』と『うん(=好運と幸運)』どちらにも

応援する人
はたらくひと
会社

みんなが恵まれますようにと洒落て

賛同してくれる仲間たちとともに
『フィナンシャルチーム きんとうん☁』は産声をあげました。



                    *