~ 何色にも染まるたおやかさ 染まらない凛凛しさ ~

『生きる』をかんがえる ~ 出逢い篇 ~

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photo credit:Kage Xu via Flickr (license)



白色の自己主張 ~ 何色にも染まるたおやかさ 染まらない凛凛しさ ~



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                  344通目



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ネスレシアター『Life is...』に、こんなことばがありました。
http://nestle.jp/brand/kit/lifeis/



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写真家レスリー・キーさんの
京都での授業に参加した留学生ユナたち。

参加した訳や
日本になぜ関心を持ったのかなど皆で話すなかで

レスリー・キーさんからある課題が出された。



『旨味』を写真に撮ること。



グループに分かれて提出するように言われたものの
あまりに突飛な課題に困惑するユナたちのグループ。

カフェでどうするか相談していたところ

聞き耳を立てていたわけではないのだが
話が聞こえてきてと言ってカウンター席の男性が

『薫禅寺(くんぜんじ)で開かれる抹茶体験コースはいかがですか』

と勧めてくれた。



渡りに船とばかりにあらためて話し合い

同じく勧められた宇治の茶畑の写真を撮る人
プレゼンテーションの準備をする人

役割分担が決まるなかユナは
抹茶体験コースへと出掛けることになる。



前後篇ふたつの物語では

体験コースに間に合った場合と
間に合わなかった場合の先にある

ユナの物語が広がっていく。



後篇の終盤

とある出来事で深く傷ついたユナが
体験コースを終えた薫禅寺の縁側で

なにも手につかず
庭園をぼんやり眺め
独り佇んでいると

実はこのお寺の僧侶だった抹茶体験コースを勧めてくれた男性が
もう一杯お茶を点てるため本堂で背を向けながら


『こんなことになるなら、最初から出逢わなければよかったなぁ』


ユナのつぶやきを聴くと
こんな言葉をかけてくれた。



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人が人生という道を歩いている間に出逢う人の数は、何人くらいか知っていますか?
30,000人と言われています。

そのうち、親しく会話を持つのが300人。
友人と呼べるのが30人くらい。
恋人や親友になるのは、そのうち何人くらいでしょうね。

人生における出逢いとは、それぐらい貴重なものなんです。




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先日名古屋駅で逢った友人が
手紙をしたためてくれました。



ランチやカフェをはしごして3時間ほど話した後

お互い常日頃から手紙を書くのが好きで
JR セントラルタワーズにある東急ハンズへと連れ立って立ち寄り
手紙を巡るめくるめくアイテムに目も心も奪われたとき

まるで双子のように『これいいね』と声をあげた
G.C.PRESS の『ふみ揃え 便箋 月』で。
https://gc-press.co.jp/?pid=126244913



読み終えた今も
こころは春です。



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ヒロ(※皆が呼んでくれるぼくの愛称です)とはなしてると いっしょにいて たのしいひとだとおもえます

だれといても ❝ つまんねー ❞ ボク

おぅからバイバイまで ヒロがわらってくれるから いつのまにか たのしいひとになってます




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お返事は

ふみ揃え便箋 太陽
https://gc-press.co.jp/?pid=124163376

こんな想いをしたためました。



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おれの目から見ると、あんたはまだ、いまは、ほかの十万もの男の子と、べつに変わりない男の子なのさ。だから、おれは、あんたがいなくたっていいんだ。あんたもやっぱり、おれがいなくたっていいんだ。あんたの目から見ると、おれは、十万ものキツネとおんなじなんだ。だけど、あんたが、おれと仲よくなると、おれたちはもう、お互いに離れちゃいられなくなるよ。あんたはおれにとってこの世でたったひとりの人になるし、おれはあんたにとって、かけがえのないものになるんだよ・・・・・・

サン=テグジュペリさん著 内藤濯さん翻訳 『星の王子さま』より



20代後半から30代前半の約10年。
なにをやっても続かない。
職場流転の黒歴史がありました。


面接に臨んでは落ちる。
面接を突破しても試用期間の壁が厚い。
この繰り返し。

『オマエなんていらん』
よのなかやみんなからそう言われているようでした。


誰と待ち合わせるわけでもないのに
遠距離恋愛時代のように
新幹線の出口でずっと誰かを待ってみたり。

誰と待ち合わせるわけでもないのに
腕時計をちらちら見ながら
待ち合わせで有名な場所でずっと誰かを待ってみたり。

たとえ失笑を買うような演技でも
無心に必要とされたいと願っていたのだと思います。


目に映る行き交う人たちを見ていて

どうしてよのなかにはこんなにも仕事があるのに
じぶんに出来る仕事ってないんだろう。

公私共に充実している
眩しい彼らを見ながら

独り思ったものでした。


行き交う人何千何万もの人から
『あなた』になりたい。

名古屋駅を君と歩いていて
そんなことを思い出していました。


行き交う人波の

名前も
住んでいるところも
なにをしている人なのかも知らない
関心さえない何万もの人の中から

必要としてくれる誰かになってくれてありがとう。


出会い頭にぶつかった縁が出逢いになったヒロより。




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