白色の自己主張

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出逢う人みんなが魅力的に見えるメガネ

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     白色の自己主張 ~ 何色にも染まるたおやかさ 染まらない凛凛しさ ~



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親愛なる ばんちゃんに

岐阜はね、前に『55周年記念番組 メ~テレドラマ 岐阜にイジュー!https://www.nagoyatv.com/gifuniiju/" target="_blank" title=" https://www.nagoyatv.com/gifuniiju/"> https://www.nagoyatv.com/gifuniiju/』を観てから、『移住もいいかもな』と思っていました。

高山には一年しか通っていなかったんだけど夜間大学時代の友達が住んでいて、前におつきあいしていた女性がJRの西岐阜駅近くに住んでいて毎週末足繁く通ったりと、実はばんちゃんに出逢う前から縁があったりします。物価も安いしね、水も綺麗で美味しい。名古屋へのアクセスも良いし、住みよい街だなぁって思っていました。

秘湯の宿 神明温泉 湯元 すぎ嶋 http://www.sugishima.com/index.html
水の都おおがき たらい舟 http://www.ogakikanko.jp/event/fune/

過分なお礼と思いつつもお招きいただいたので、ゴールデンウィークは岐阜三昧でパートナーにも魅力を知ってもらえたらと思っています。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』の舞台でもあるしね。ガイド、よろしくおねがいします(と命運を左右するかのようなプレッシャーをかけてみる、あはは)。


そうそう、アニメね。前期は『恋は雨上がりのように http://www.koiame-anime.com/』を子どもの頃キャプテン翼やドラゴンボールに夢中になって以来だから、何十年振りかに毎週心待ちにして見てきたけど、今期は以下5本を完走予定です。

鹿楓堂よついろ日和 http://rokuhoudou-anime.jp/
かくりよの宿飯(やどめし) http://kakuriyo-anime.com/
ピアノの森 http://piano-anime.jp/
メガロボクス http://megalobox.com/
ゴールデンカムイ http://www.kamuy-anime.com/

ばんちゃんとは見事に一本もかぶっていませんね。
またアニメのこと、語り明かしましょう。


前置きが長くなりました(まっ、いつものことですが)。


『365日毎日わたしのいいところを教えてくれたら結婚してもいい』

彼女さんの無茶振りに泣きついてきた日が昨日のことのようです。塚本哲也(つかもと てつや)さんの評伝(http://ippunkan.blog.fc2.com/blog-entry-343.html)を紹介したりもしましたけど、いやはや、こうして振り返っても無茶振りですね。

18歳の時心を病んでしまった友人を励ますため、彼の魅力を100個イラストとともにポストカードに綴り絵本にして贈った話(http://ippunkan.blog.fc2.com/blog-entry-14.html)をしていたとはいえ、筋金入りのマイナス思考のぼくのところへ話を持ってくるのも無茶振りだったな、彼女さん以上に。

はい。で、10日で行き詰まったそんなばんちゃんに、預かったメガネをモデルにして作った『出逢う人みんなが魅力的に見えるメガネ』なるものをプレゼントしました。

『御眼鏡に適う=目上の人に気に入られる → 年上の彼女さんから好かれる』

そんな洒落や願掛けもありましたが、あの日以来途切れることなくばんちゃんが彼女さんのいいところを見つけ、365日後二度目のプロポーズをすることができたのは、『出逢う人みんなが魅力的に見えるメガネ』というおまじないで自己暗示をかけることや、『メガネをかけたことによって今まで見えなかったこともよく見えるようになった、気づくようになったから』はもちろんですが、もっともっと素敵なものをばんちゃんが手にしたからではないかと思います。

(ちなみに。大勢の人の前で話す時や美人さんを前にして照れくさい時はメガネを外すと視界がぼやけるので、緊張や照れくささがやわらぎますよ。ぼくもよくやっています)


『鹿楓堂よついろ日和』第一話『喫茶 鹿楓堂へようこそ』に、こんな場面がありました。


イベントの企画をする女性が仕事に煮詰まって、街ナカで偶然見かけた鹿楓堂(ろくほうどう)を訪います。場所を変えれば仕事が捗るかもと思って通い詰めますが、耳にはイヤホン、テーブルにはノートパソコンを広げ、企画のキーワードや構成を書き連ねたメモと始終にらめっこ。隅っこの席で周りを寄せ付けないオーラを放っています。

ごはんを食べてしまうと眠くなってしまうし、頭を使うのだからと甘い飲み物だけを注文して格闘していたある日のこと。気が付くとすっかり日が暮れていて、水を注ぎに来てくれた店員さんの前でお腹が鳴ってしまいます。ちょっと前、視線の先に居た美味しそうな肉料理を頬張る男性客が呼び水になったようです。

赤面する女性をさりげなくフォローしてくれた店員からメニューを受け取ると、『お茶漬けセット』を注文。

ごはんの上には春の旬の魚『時鮭(ときしらず)』
筍や野菜は庭で採れた有機野菜
出し汁をかけていただく眼にも鮮やかなお膳

鹿楓堂へ来て初めて注文するごはんものでした。


あまりの美味しさに頰が落ちそう。箸も進み、もっと他のメニューも食べてみたいと、『ミニ抹茶パフェ』と『和菓子の盛り合わせ』を追加で注文。すべて平らげた顔には、仕事は捗っていないけれど、満足満足といったスマイルマークのような微笑がありました。



参加してくれた方が、『楽しかった』って心から笑顔になるようなもの目指して。
なくてもいいけど、あったら人生が華やぐ。
そういうイベントをつくりたいんです。



心が緩み、淹れたてのお茶を持ってきてくれた店員さんに誰にも打ち明けたことのない仕事への想いを嬉々として吐露しますが、来店時入口にあった梅の樹が咲いていることにさえ、髪にその花びらが付いていることにも店員さんから言われるまで気付かなかった。

そんなまるで余裕のない自分に人を楽しませることが出来るなんて思えないと顔が曇ってしまいますが、いつしか女性はお膳を下げに来た時箸置きが花びらの形をしたものに変わっていることに気付いたお客様第一号になっていました。

店員さんから『実は・・』と教えられて。


NHK連続テレビ小説『半分、青い。http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
第4週『夢見たい!』第22回に、こんな場面がありました。


幼少期、おたふく風邪の後遺症で左耳が失聴しながらも、持ち前の明るさで左耳が聴こえないことで感じるものを楽しみ、愛しんできた楡野鈴愛(にれの すずめ http://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/cast/index.html)。

高校生になり、幼馴染みたちが皆進学を選ぶなかでただひとり就職を選んだものの、左耳の失聴を懸念材料として疎まれ悪戦苦闘。

そうしたなかで最後のひとつとして受けた農協からようやく内定を得られると、同じ日に同じ病院で産まれた幼馴染み 萩尾律(はぎお りつ)から、女心や恋愛に疎いと少女漫画を読むよう勧められドはまり。絵を描くのが得意だからと今度は漫画を描くことを勧められると、鈴愛は没頭していきます。

みんなが『これ』といったものを見つけるなかで、自分だけは見つけられなかったから嬉しかったのです。



(鈴愛の部屋の様子を見に行って寝室へと帰ってくる父 宇太郎(うたろう))

宇太郎:鈴愛、何やっとる?
晴:ん?
宇太郎:まだ明かりが点いとった。

(先に床へ入っている妻 晴(はる)の隣の布団へと入る)

晴:

まぁいいんやないの、夜更かしぐらい。
のんびりさせたって。
あの子も大変やった、就職活動。

宇太郎:まぁ、落ちに落ちたなぁ、ふっふふ。

晴:でも助かったぁ。おじいちゃん(=祖父 仙吉(せんきち))、農協の西村さんに口利いてくれて。
宇太郎:あぁ、よう入れてくれやぁた。

晴:ほんでもあの子、どうなるんやろねぇ、鈴愛。
宇太郎:どうなるって?

晴:高校卒業して、農協入って、お勤めして・・その先。

宇太郎:

そりゃおまえ、結婚して子ども産むんやないの、普通に。
まっ、まだ先やけどな。

晴:うん・・

宇太郎:耳のこと、気にしとるんか?
晴:うん・・

宇太郎:まぁな、そりゃお見合いとか難しいかもしれんけど、晴さんに似てあの器量や。
晴:ん?

宇太郎:

あの性格や。
一緒におったら面白いわ。
飽きんぞ。

ふたりで笑い合う:ふっふふふふ。

宇太郎:並んでも人は欲しがる。
晴:並んでもか?

宇太郎:

うん。かぐや姫みたいにあっちの王子様、こっちの王子様が『くれ~』『くれー』って言ってうちに来るんやないの?もうちょっとしたら。

晴:ふふ。


晴れ:う~ちゃんの頭ん中は、いっつも春やな。
宇太郎:ふっ。そうか?

晴:うん。いっつも桜が舞っとる。
宇太郎:晴さん、人を阿呆みたいに言うなよ。

晴:ふふ。う~ちゃんと居ると、生きるのが明るくなるわ。
宇太郎:どういうこと?

晴:う~ちゃん、物の見方が明るい。鈴愛と一緒。
宇太郎:そうかな?

晴:

うん。同じことでも、見る方向によっては暗くも明るくもなる。
う~ちゃん、いっつも明るい方から見る。
鈴愛もや。見習いたい。

宇太郎:ふふふ。寝る前に難しいこと言わんといて。

(照れ隠しに背を向ける宇太郎。その背中にくっつく晴)
(幼少期自室から母の布団へと潜り込んできた日のことを思い出しながら)

晴:はぁ・・最近鈴愛、怖い夢見んなぁ。つまらん。



ばんちゃんは、出逢った頃より明るくなりましたよね。
紹介してくれた彼女さんも明るくなったなぁと思います。



う~ちゃんと居ると、生きるのが明るくなるわ。



ばんちゃんも彼女さんからこう思ってもらえたんじゃないでしょうか。


結婚おめでとう。
ヒロより。

2018.4.28



Photo:春の余韻 By:t0k0
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