白色の自己主張

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カザノヴァ先生

キリトリ
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『わたしの享楽の五分の四は女を幸福にすること』

勝手弟子をさせてもらっている、ジャコモ・カザノヴァ先生のお言葉。流言では『漁色家』などと言われるが、広く文献に当たってみると、単なるプレイボーイではないことがわかる。


飯塚信雄さんのご著書『カザノヴァを愛した女たち(新潮選書)』には、こうある。

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カザノヴァという人間の魅力は?と言えば、まず、知性と感性、経済力と体力のすべてを結集し快楽を追求しようとしたその生き方にあった。そのために彼は折角獲得できるはずの社会的地位や名誉、財産を平気で投げすてた。そうすることにより、女性という目前の至上の快楽と、彼にとって至上のものである精神の自由を維持し続けたのだ。だが、そのために相手の女性の幸せをふみにじったかと言えば、決してそうではない。相手の幸せを充分にかなえた上で自らの自由を守ったのである。

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仲良くさせてもらっている、47都道府県にガールフレンドが居る、引く手あまたの占い師の爺さん。齢80だというのに、いまだモテ期なのは、セフレのような刹那なものではなく、出逢いから別れた後まで、相手の幸せを願ってやまないところだと思う。


先週、結婚、キャリアアップで、ふたりのガールフレンドがオレの元を巣立っていった。お互いを高め合った先に結婚があり、キャリアアップがあった。


他人に消費されない人生。


カザノヴァ先生や爺さんにはまだ遠く及ばないが、彼女たちの幸せが、生涯続くことを願ってやまない。
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  • posted by コウノトリの噛み痕